2009-08-11 ■ [ふと、校舎から合唱が聞こえてくる。木漏れ日みたいに。とりあえず近寄る。 それはなんというか体験したことのない時間の、思い出みたいなんだ。 「こうした時間があったことを、いつか思い出す日がくる」という物語の、「こうした時間」がそこにあるという感じがする。思い出の無い人間が、思い出を分けてもらえるような気がする。 だから、とりあえず近寄る。……その価値さえないのに。]