幸せのおき火がゆっくり冷えていく。
温かいものを抱えて電車を降りる。忘れないように・忘れないように。




ここで、山崎ナオコーラ人のセックスを笑うな』(河出書房新社)をなかなか面白く読んだことを記しておこう。
いやいや、ほっこりしました。
「メッタ斬り」http://media.excite.co.jp/book/news/topics/114/p03.htmlでは「題名の意味がわからない」といわれていますが、そんなことはありません。題名が由来する一文がすごくよくて、その一文でこのせつない恋愛小説が普遍の領域にいっしゅん触れているよ。適度な醒めっぷり。メロドラマに陥れないせつなさ。が時代の気分です。良質の少女漫画のようだ。(←もちろん褒め言葉)